国際交流キャンプに参加して外国人の友達を作る

【2019年】外国人留学生が参加する国際交流キャンプ

もしあなたが中学生・高校生で、日本にいながら外国人の友達を作りたいと思っているのなら、あるいは、あなたのお子さんが中学生・高校生で、お子さんに国際交流をさせたいと思っているのなら、外国人留学生が参加する国際交流キャンプへの参加を考えてみてはいかがでしょうか。

こうした国際交流キャンプは夏休みに行われることが多く、「国際交流キャンプ」「国際交流サマーキャンプ」「イングリッシュキャンプ」などの言葉でインターネット検索すると、いろいろな情報が見つかると思います。

世界各国から来日している留学生（主に高校生）と数日間に渡って寝食を共にし、自然体験をしたり、食事を作ったり、レクレーションをしたり……。
異なる文化・習慣・言葉を持つ留学生たちと過ごす国際交流キャンプは、中学生・高校生にとって、大きなものを得られる体験となることでしょう。

キャンプ後も交流が続く外国人の友達を作ることもできるかもしれません。

初対面の外国人と数日間ともに過ごすと聞くと、最初は少し緊張するかもしれませんが、それはみんな同じ。実際にキャンプが始まってしまえば、同世代の若者同士、すぐに打ち解けられるはず。

こうした国際交流キャンプは、英語が話せないと参加できないわけではありません。

英語学習を目的とするキャンプ（イングリッシュキャンプ）は、「英検〇級以上」などのように英語力の目安によって分けられるものもありますが、英語習得ではなく国際交流を目的とするキャンプの場合は、共通語を日本語に設定しているものもあります。

（後ほど紹介するAFSは日本語を学ぶために来日している留学生が参加するキャンプのため、日本語での意思疎通も可能とのこと。）

日本国内の国際交流キャンプなら参加費用も手ごろ

国際交流のために海外へ行くとなると、航空券やホームステイ費用など、多額の費用がかかりますが、日本国内、それもお住まいの地域やその近くで開催される国際交流キャンプなら、参加費用も手軽です。

参加費用は団体により異なりますが、1泊2日から3泊4日程度のキャンプで、2万円〜3万円のところが多いようです。キャンプ参加費には、一般的に団体行動中の食費、宿泊費、交通費、アクティビティの費用、傷害保険料が含まれています。

（※団体により異なるので、参加時には必ずご自身でご確認を。）

飯盒炊爨、カレー作り、キャンプファイヤー、肝試し……。キャンプの内容は、それぞれのキャンプによって異なりますが、「普段とは違う自然体験」＋「国際交流」の両方がいっぺんに楽しめるので、とても良い体験になるのではないでしょうか。

歴史あるAFS国際交流キャンプ

公益財団法人「AFS日本協会」は、特定の政治・宗教に偏らない非営利組織。

1954年から今日に至るまで留学・国際交流の活動に積極的に取り組んでおり、現在では日本全国77の支部で留学生の受け入れ、派遣、各種交流活動を行っています。

（余談ですが、筆者もAFSを通じ、オーストラリア人の高校生の女の子のホームステイを6週間受け入れたことがあります。少し対応が杓子定規なところもあり、規約なども細かいのですが、その分、しっかりとした信頼できる組織だと感じています。）

そのAFSでは、通常のホームステイとは別に毎年全国でサマーキャンプを開催しており、今年（2019年）も国際交流サマーキャンプの募集が始まっています。

このキャンプは、AFSの留学プログラムで日本に来ているアジア、北米、中南米、オセアニア、ヨーロッパ、アフリカなど世界各国の留学生と、日本国内の中・高校生の交流を目的として行われるキャンプ。

2019年は、みちのく国際サマーキャンプ、君津インターナショナルサマーキャンプ、フジサマーキャンプ、東海国際交流サマーキャンプ、京都インターナショナルサマーキャンプ、関西インターナショナルサマーキャンプ、福岡青少年国際交流サマーキャンプの7つのサマーキャンプの開催が予定されています。

それぞれのサマーキャンプの対象と開催地は以下の通り。

●AFSみちのく国際サマーキャンプ……主として東北各県在住の中学・高校生が対象。（岩手県滝沢市）

●AFS君津インターナショナルサマーキャンプ……中学3年生〜高校3年が対象。（千葉県君津市）

●フジサマーキャンプ……中学3年生〜高校3年生が対象。（静岡県御殿場市）

●東海国際交流キャンプ……中学3年生〜高校3年生が対象。（岐阜県郡上市美並町）

●京都インターナショナルサマーキャンプ……国内在住の中学2年生〜高校3年生が対象。（京都府京都市）

●関西インターナショナルサマーキャンプ……中学2年生〜高校3年生が対象（奈良県宇陀郡）

●福岡青少年国際交流キャンプ……国内在住の中学1年生〜高校3年生が対象。（福岡県宗像市）

日程、参加費などの詳細は、AFS国際交流サマーキャンプのページをご覧ください。

実際に筆者の娘も2017年にAFSのインターナショナルサマーキャンプ京都に参加し、3泊4日の非常に濃く楽しい時間を過ごしてきました。

英語圏の人だけでなく、世界中から日本に留学している学生（主に高校生）と日本語や英語を織り交ぜて会話し、いっしょに食事を作って食べ、夜遅くまでおしゃべりをして寝泊りした経験は、とても刺激的だったようで、帰宅後夢中になって思い出話をしてくれました。

★お子さんが小学生の方へ→宮城復興支援センターの主催する国際交流イングリッシュキャンプというものもあります。こちらは、小学1年生〜小学6年生が対象です。

2019年は、北海道ブロック（、東北ブロック（宮城県・山形県）、関東甲信越ブロック （茨城県・栃木県・埼玉県・東京都・千葉県・神奈川県・群馬県・新潟県）、中部ブロックの（静岡県・愛知県・岐阜県）、近畿ブロックの（京都府・大阪府・兵庫県・滋賀県）、中国ブロック、九州ブロック （福岡県・大分県・熊本県）で開催が予定されています。

夏休みに行われる国際交流サマーキャンプの募集は例年4月ころに始まるところが多く、人気のキャンプは早々と予約が埋まってしまいます。該当年齢のお子さんで、今年の夏に国際交流キャンプをしてみたいな！という方は、4月〜5月のうちに行動を起こすほうが良さそうです。

ただし、親御さんが「子どもに国際交流をさせたい！」と強く思っていても、子ども自身にそういう気持ちがないとせっかくの体験も楽しい思い出になりません。

まずは「こんな国際交流キャンプがあるんだって！」と話をし、お子さんに興味を持たせるところから始めることをおすすめします。無理強いはいけませんよ。

子ども自身の「国際交流キャンプに行きたい！」という気持ちが何よりも大切。それさえあれば、現地で多少困難なことがあっても、きっと乗り越えられることでしょう。

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